庭づくりをDIYする全てのDIYerに送る「おすすめ庭DIY」管理人です。
引き続き、花壇作りについて動画を紹介したいと思います!
ココがポイント
白セメントと目地のタレ具合
投稿主さんはとても器用な方なんですね。そして経験も十分持っていらっしゃる。
今回のミニ花壇は狭いスペースだし、あまり手間を掛けたくない。でもおしゃれな感じに仕上がらないかなーという、そんな思いが伝わってきますし、そこで出されたアイディアもとても素晴らしいものだなと感じました。
ホワイトセメントは花壇の目地に使うと、とてもインパクトのある花壇になります。赤系統のレンガを使えば、それはなおさら高まります。
そして、ちゃちゃっと積み上げたレンガがあまり精密な高さやピッチなどを確保できないという事を完全に踏まえたうえで、レンガとレンガの目地からホワイトセメントをダラダラとタレさせる方法を取られたんですね。
これは最高に良い手だなーと感じました。
どういう事かといいますと、少し前に流行ったコテ跡の残る左官壁などをイメージして頂くとわかると思うのですが、ピシッときれいに整然と仕上げられた完成品よりどこか不完全だったり破損していたりするほうが、かえって愛着が湧いたりすることが良くあると思います。
アンティークに感じる感覚。日本では侘び寂びという言葉で表現されたりします。
セメントの量が不十分で目地がくぼんでいたり逆に多すぎてあふれていたり、でもそんな不完全な形に感じるたまらない愛おしさも、技術力をカバーしてくれる最高のデザインだったりします。
キッチリとした工業的な精度を求めるのではなく、崩された美を表現する場合、ひょっとしたら庭DIYのほうがいいものができるかもしれませんよ。
もっとも、そこもまた工業的な技術力とは全く違う美的なセンスを求められるので、違った意味で難しいのですが・・・
もっと良くなる
水平を意識しすぎない
砂利を敷いて水平器、モルタルを敷いて水平器と、こまめに水平を意識して庭DIY作業をされていた投稿主さんですが、ここまで何回も水平器を使って確認するのは不要かなと感じました。
どういう事かといいますと、砂利の下地はいくらタイトに水平を保ったところで次のモルタル下地やレンガが乗ることでそちらの水平への影響は少ないですし、モルタル下地もその後にレンガを据えてゴムハンマーでバンバン叩いて仕上げるので、こちらも神経質にならなくて大丈夫です。
砂利の下地やモルタルの下地は大まかに目見当で均しつつ、数回水平をチェックするのにとどめて、レンガ積みの工程に時間を割くようにされるのが良いんじゃないかなと感じました。
今回は、レンガにホワイトセメントを合わせた花壇作りを紹介させていただきました。
目地のセメントをあえてタレさせることでインパクトを出す工夫!あえて崩した感じを出すのも味が出て面白いですね!
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