庭づくりをDIYする全てのDIYerに送る「おすすめ庭DIY」管理人です。
引き続き、植栽についての動画を紹介させていただきます。
今回はシマトネリコの植栽についてアドバイスしていきます!
もっと良くなる
植木鉢ではなく別の方法を考える
根っこが伸びすぎてしまって擁壁を壊してしまう心配・・・さすがに通常の擁壁であればそこまで心配する事はないです。
ただ、駐車場でしょうか?手前側のコンクリート土間は、シマトネリコが成長するにしたがって、何らかの(それも軽微な)ダメージを受ける心配が無くはありませんので、根っこを小さくしておきたい、シマトネリコ自体を小さくしておきたい、という思いは当然の欲求だと思います。
しかし植木鉢に植えてしまっては、根っこの行き場が無くなって、なおかつ狭い鉢の中の土がすぐに締め固まってしまって窒息を起こし、シマトネリコの成長を抑えるどころか甚大な被害が出てしまいそうです。
そこで、動画で投稿主さんもされていたように、スコップを根っこの周りに差し込んで根っこの縁を切り、その外側に鶏ふんなどを混ぜながら土を起こす作業を毎年晩冬あたりにしてみるのはどうかなと感じました。
これは寒肥といって、春に根を伸ばす際、やわらかくて肥料分もある良い土が根っこの先端にあることで、元気な芽を出して健康でみずみずしいシマトネリコにすることができます。
しかも、毎年根っこの縁を切るので、擁壁を突き破って破壊してしまう事は(もっともそのまま地植えしていてもそういう可能性は無いに等しいのですが)ありません。
寒肥は良い事が多いので、ぜひチャレンジしてほしいなーと感じました。
植物について
シマトネリコとは?
常緑で、丈夫なため育てやすく、シンボルツリーとしても人気が高いですよね!
シマトネリコが市場に出回りはじめて四半世紀以上、もうすっかりポピュラーな庭木になりました。
印象的な枝ぶりと葉っぱのかたち、そして雑木の庭ブームの火付け役。そよそよと風に揺らぐ細い幹と枝葉。
とっても夢のある庭木でした・・・そう、あんなことが無ければ(笑)
シマトネリコはとても強い植物なので、成長が著しく、あんなに細くて可憐だったたくさんの幹たちが、今ではズドーン!ズドーン!と豪快な幹が林立する大木に成長してしまって、作庭当初の意図を感じる事ができないお庭が散見されます。
やはりシマトネリコは、そよそよとした軽い雰囲気が魅力の庭木なので、今回ご紹介したような寒肥の時に根っこを切断して小さくしておくか、剪定技術を駆使して、いつまでもそよそよとした形を維持させるか、二択になるんじゃないかなと感じます。
普通に育てると大きくなりがちなシマネトリコ、皆さんも寒肥という方法を使って大きさを抑えつつ育ててみてはいかがでしょうか!
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