庭づくりをDIYする全てのDIYerに送る「おすすめ庭DIY」管理人です。
引き続き、植栽についての動画を紹介させていただきます。
今回はサザンカの植栽についてアドバイスしていきます!
ココがポイント
植え込む土は手をかけた方が良い
投稿主さんは、一度樹木が枯れたスペースに改めてサザンカを植え込もうと再挑戦されています。
一度の失敗で諦めず、新たな情報を仕入れて再挑戦する。そのチャレンジ精神はとても素晴らしい事ですね!
それを楽しいと感じるところに、庭DIYの醍醐味を感じるのでは無いかと思います。
しかし、再挑戦のために購入した鶏糞などがうまく活きていないかもしれないなと感じました。
どういうことかと言いますと、鶏糞などの遅効性肥料は、その肥料成分というよりも土壌改良のために施工を行うものだと考えた方が良いのです。
植栽を行う最適な土の目安は「硬すぎず、柔らかすぎず、荒すぎず、細かすぎない。」です(笑)
いやいや、舐めてるのか!という声が聞こえてきそうですが、真面目な話この目安が最適なのです。
もっとビジュアル的に言えば土を片手に取ってギュッと握るとかたまりになるが、指でほぐそうとすると簡単に土に戻る、というのが理想の土で、鶏糞はそんな理想の土作りに欠かせない成分であるということなのです。
投稿主さんは別々に土を投入していましたが、できれば既存の土と肥料や鶏糞などをしっかりと混ぜ、それからサザンカの根っこの周りに投入し、水極めを行えばもっと良い植栽になるのではないかと感じています。
動画では確認できませんでしたが、完成映像を見る限り、おそらく水極めは実施しているものと思いますので、その部分については割愛させていただきました。
植物について
サザンカとは?
サザンカ、漢字での表記は山茶花となります。
ツバキ科の常緑広葉樹です。割と馴染みが深い樹木なのでは無いでしょうか?
昔から庭園材料として使われてきた樹木で、日本各地で生産から流通網までしっかりと確立されている樹種です。
値段も安定的に供給されているので、どちらで買おうと思ってもあまり価格変動は無いかなと思います。
その特徴は、園芸品種が多く花がバリエーション豊かなことが挙げられます。
一重咲き、八重咲き、赤、ピンク、白、さまざまな品種があり、どれにしようか目移りしてしまいますね。
もう一つの特徴は、環境変化に非常に強いことです。
日陰にも耐えますし、萌芽力もどちらかといえば強い方です。
陽の当たらない北面に生垣を設置したい時などには非常に重宝します。
しかしこのサザンカ、害虫に目をつけられやすいんですよね。
特にチャドクガやイラガと呼ばれる触ると痛〜い虫、あれらが好んで付きますので注意が必要ですし、今現在チャドクガがいないなと思っても、その毒毛針は残っていることがあって、風でひらひら舞って体に付着し、痒いかゆーい!!!という事態を招くことも・・・まあ無いとは言い切れませんね。
ちょっと脅かすようなことを書いてしまいましたが、サザンカはとても使い勝手も良く花も綺麗なので、そのデメリットを補っても余りある樹種なんじゃ無いかと感じていますので是非挑戦していただければと思います!
今回は、サザンカと鶏糞を含めた土について書いてみました。
サザンカと言えば、童謡のたきびで耳にした事が有る方も多いと思います。
2番が、さざんか さざんか さいたみち たきびだ~と続きます。
作曲者の渡辺茂さんが当時住んでいた近所の落ち葉焚きの風景を歌ったものだそうで、作品の舞台とされているお宅にはサザンカやお茶などの生垣があったようです。
鶏糞について、上でも書きましたが肥料や糞を使う際には、なるべく周りの土とよくかき混ぜて使うのが良いと思います。
根っこに栄養を満遍なく供給し、育成環境を少しでも良くするためにも最初の土作りには特に手間を掛けていただきたいです!
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